日本では少なくなってしまった「生粋の江戸っ子」と、
遠く離れたフィリピンの地で出会うことができる。
とは言っても私は、「生粋の江戸っ子」な友人を持っていないので、
本やテレビで聞きかじる程度でしか江戸っ子を知らないが、
ダバオの人たちを見ていると、
「こういうのを江戸っ子と言うんだろうな」と思うことがしばしばある。
まず彼らは、前にも書いたように熱い情を持っている。
面倒見がよく、何事にもポジティブ。
ケンカや祭りごとが大好きで、野次馬根性のようなモノも持っている。
念のために言い添えておくと、別に喧嘩をするのが好きなわけではない、
以前、家の近所でバイクと子供の接触事故があった。
当て逃げのようにバイクは走り去ってしまったが、
子供のほうも転んだ拍子にできた擦り傷程度の軽い事故であった。
しかし、それを聞いた私がお世話になっている家族や、近所の人たちは、
こぞって現場に駆け付けた。その人数は総勢80人以上。
言っておくが、私の住んでいる場所は街中ではなく、
一軒一軒の家が20メートル以上離れた場所にあるような、田舎の集落である。
80人と言えば、近所の人すべてが集まったことになる。
またある日、子供同士のケンカがあった。
それは殴り合いのケンカであり、かなり過激な取っ組み合いであったのだが、
とめに入った大人は5名ほど、周りでは30人ほどの大人が笑いながら内容を談じている。
日本ではちょっと考えられないような光景である。
そして決定的な「江戸っ子気質」
「宵越しの金は持たない」「ギャンブル好き」
まぁ、正確にいえば「宵越しの金を持てない」とも言えるのだが、
彼らはまず貯蓄というものをしない。
たとえばギャンブルに勝てば皆にキャッシュバックをするし、
ビールを飲み始めれば、通りかかったすべての人に酒を勧める。
彼らは、
「ケセラセラ!(成るように成るさ!)」
を信条に、一日一日を楽しむ気持ちを持っているのだ
私もケセラセラという言葉が日本にいる時から好きだった。
そんなところも、私が今フィリピンに住んでいる理由かもしれないと思う管理人でした。